光るトカゲ
Smithsonian Handbooksの"Reptiles and Amphibians"という本を購入しました。ちょっと小型のいわゆる図鑑で、ほぼ全ページがカラー、いろいろな爬虫類・両生類が紹介されています。日本の図鑑とは異なり日本固有種の掲載は少なく、ほぼ全世界から均一に掲載種を選択しているので眺めていてなかなか面白いです。
ラウンドアイランドキールスケールボア(多分世界で一番数が少ないヘビもしくは爬虫類)なんてのも写真入りでのってます。
また、種類毎の分布域が地図で示されていたり、絶滅危惧種とか希少種等の区分けが種毎に記載されていて意外な事実がわかったりしました。
とくに筆者の場合、地理的な感覚が全くないので国名をずらずら書かれていてもいったいそれはどこ?となってしまうため、この本の記載方法はとても理解しやすくGood。
ちょっと面白かった内容をいくつか紹介すると、
- グリーンアノールは絶滅危惧種になってる。(ちょっとびっくり)
アメリカに行って現地調査すると小笠原の個体の駆除になんかヒントになるのでは。- マムシは英語でもMamushi
- アホロートルの生息域は殆ど点。
(動物奇想天外で千石先生が現地に行ってたけど、取材の時の光景とこの本の分布域を合わせて考えるとマジで野生では絶滅寸前では?)
さて、紹介されている種のなかにあまり他で見た覚えがないトカゲがいたので今回はこれをご紹介。そのトカゲは学名 Proctoporus shrevei、英語での名前がLuminous Lizard(光るトカゲ)といわれる種です。トリニダードに生息する希少種でオリーブブラウンの体色、体長は10−13cm、テグーの様な体形をしています。
このトカゲなんとその名の通り光るらしいのです。1930年代に最初に捕まえた方が光るトカゲだと主張したけれども、その時はまともにうけとめられなかったそうです。ところが1999年に再度調査したところ、蛍のように光を直接放つわけではないのですが、体側に分布する白い小さな斑点が光を吸収し、それをまた再発光させていることが判明。(夜光時計の針のような仕組み)
この光は防御用なのではないかと思われているとのこと。しかし、こんなトカゲがいるなんて知ってました?
関連ページ 光るトカゲの写真があります。
VMNH: Flashlight Lizard
O'Shea Big Adventure website: Luminous Lizard
(2005/11/28)