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良いショップをみつける

良いショップに巡り合うことは実りある爬虫両生類の飼育をするためにもとても重要な事です。残念ながら多くの地域ではショップを選択したくてもできないのが現実ですが、可能な場合はできるだけ多くのショップを訪れ、最も優れた店舗から購入すべきだと思います。不適切なショップは速やかに淘汰されることが爬虫両生類飼育者からみても良いことだと私は考えています。

さて、良いショップとはどんなお店でしょうか?この問に答えるのはなかなか難しい事です。人によってはレアな種を数多くそろえているお店がベストだと考えているかもしれません。また最も安い店、24時間営業してる店、とにかくヘビがいっぱいいる店!という方もいるでしょう。

ここでは、そういった個別の視点を考慮せず、健全な飼育の開始という観点から見た良いショップの判断基準をご紹介したいと思います。

紹介する基準はNorthern Ohio Association of Herpetogists(NOAH)という米国の爬虫両生類愛好者団体が提唱しているもので16の項目からなります。この基準を用いて厳密に各店舗を評価する場合は、それぞれの基準を10点満点で評価し、合計点から総合評価を下します。

ただ、ここでは厳密に評価するのが目的ではなく、どんな視点で各店を比較したらよいかという風に見ていただければよいと思います。

評価の基準は以下のような項目からなります。

  1. 個体の種類は正確に判別されているか?
  2. ケージは適切なサイズか?詰め込み過ぎてはいないか?
  3. ケージは清潔か?
  4. 種毎に適切なヒーティング設備が備えられているか?(温度ならびにタイプ)
  5. 紫外線灯は必要に応じて適切に設置されているか?
  6. 水入れは清潔か?種毎に必要に応じて設けられているか?
  7. 種毎に適切な食餌が与えられているか?
  8. 飼育個体は十分に食事と水が与えられているか?
  9. 病気、栄養失調、寄生虫の痕跡はないか?
  10. 適切な昼夜のサイクルが種毎にあたえられているか?
  11. 店員は販売している個体に関する知識と飼育に関する知識を十分そなえているか?
  12. 購入の際に適切な飼育に関する説明を行っているか?
  13. 正確でアップデートされた飼育説明書が客に配布されているか?
  14. 販売している個体に必要な適切な器具や備品が販売されているか?
  15. 絶滅危惧種は明示されているか?販売が許されていない種は展示もしくは販売されていないか?
  16. 販売後、適切な期間生体の保証をしているか?

いかがでしょうか?多分上記全てを満足している店舗は国内には無いのではないでしょうか?筆者は東京近辺のショップにしか足を運んだことはありませんが、13を実行しているのは爬虫類倶楽部以外知りません。

また、生息地で絶滅の危機にあり、ペットトレードが問題の一つとされている生物を明示しているショップは見たことがありませんし、米国では比較的普通のサービスである購入後の保証もほとんど聞いたことがありません。

なお、本来ならミシュランガイドのようなものがあればよいのでしょうが、爬虫両生類という小規模のマーケットには期待できません。また国内の雑誌は商業誌なので、ショップに批判的な記事は載せられません。ネットこそこの手の評価に最適なメディアなのですが、残念ながらショップの質とはあまり関係ない店員の態度や容姿、話し方などの誹謗中傷が中心でとても参考にならないのが現実です。

店員の態度が重要な理由になるのは、そこで個体を購入しなかった人だけだと言うことに気付く必要があります。店員に我慢するのはたかだか数十分ですが、あなたが付き合う個体は、もしそれが良質な個体ならば何年間にもわたります。厭な思いなどは素晴らしい個体に出会えれば1週間もしないうちに忘れてしまいます。爬虫類ショップはレストランではありません。

ということで、現状では各自で判断するしかないというのが課題です。もし、良いショップに出会ったらここに投稿する等して、情報共有に協力していただければ幸いです。

参考資料・リンク

Pet Store Rating Program from Melissa Kaplan's Herp Care Collection

ショップ選びの参考にして下さい(掲載されている店がすべて優良店とは限りません)

全国爬虫類ショップマップ

(2005/9/8)